御嶽山噴火・災害時のこころ、ASD・PTSDに注意
御嶽山が噴火し多くの死傷者がでています。
自力下山されたかた、救助された方、救急救命にたずさわったかた、突然に家族を失った方たちの 心 が心配です。
東日本大震災 後 にも 多くの方が 心 の快復が困難な状況でした。
東日本災害時にほ 災害にあったひとの 心のケア が重要でした。
人間は 突然のできごと(悲しいこと、怖いことなど)にぶつかると心にも痛手をおってしまいます。
災害初期は救命活動がメインですが、救助が終了したあとは心のケアがかかせません。
今回の御嶽山の噴火でも 自分だけ助かった…、倒れている人を救助できなかった、友人・家族が死傷した…など心に傷を抱えてしまった人が多くでることが予想されます。
だれでも一時的なパニックに陥りますが、
ASDは 災害などの直後の急性ストレス障害。
PTSDは 災害などによる心的外傷後ストレス障害。
(ASDが長引いて心に深く傷ができてしまい心や体が不安定な状態)
大切なのは 安心感
心の傷は時間をかけてゆっくり回復していきます。
ときに当時のことが思い出され 涙ぐんだり感情がコントロールできなくなったりします。
体も めまい・はきけ・頭痛・不眠など不調になります。
周囲の方…禁句
あなたが生きていてよかった
あなたの気持はよくわかる
がんばりましょう
これらの言葉をできるだけ使わないように接したほうがいいでしょう。
災害にあったかたなどは うつ状態になって 社会復帰できないこともありますから、不眠や不安感が続くようでしたら はやめの受診(神経内科など)をすすめます。
今回の御嶽山噴火でなくなったかたのご冥福をおいのりいたします。
※加筆修正しました。