御嶽山噴火…心肺停止とは
御嶽山の噴火活動がとまりません。
報道ニュースで 死者と心肺停止者と表現がわかれていましたので 少し調べてみました。
心肺停止
心臓・肺臓のいずれか 又は両方が活動停止状態であり、意識のない状態で死が迫っている状態である。
ヒトの脳は心臓が停止してから五分程度血液がながれるのがとどこおると、回復不能な障害を受ける。
心肺停止状態は100%死亡することではなく、早期に適切な救命処置を施せば 一命をとりとめることもある。(救急救命時のトリアージ等)
日本では死亡は医師が 呼吸停止・心拍停止・瞳孔が開いているかを確認したのち確定する。(死亡の届け出・相続問題の発生)
これとはべつに
臓器移植で問題となるのは 脳死
脳死とは
脳機能がすべて消失し回復が認められない状態のことであり、心臓が動いていても脳幹部分が機能していない状態である。
臓器移植時における脳死判定はガイドラインに沿って複数の医師が確認するなど細かい規定がある。
植物状態とは
脳幹部分が機能しているので適切な医療を施せば十年以上生きるケースもある。
一般市民にみとめられている医療行為
医療行為は医師法などにより厳しく制限されているが、AED(自動体外式除細動器)の使用による救命行為は一般市民にみとめられている。
これは心肺停止のほとんどが心室細動であり、治療が1分おくれると生存回復率が10%減少することから認められた。
日赤や各種スポーツ団体などではAEDの取り扱い講習を定期的に開いているので一度AED講習を受けておくことをおすすめします。
(AEDには使用方法が記載されていますが、緊急時にはのんびり読んでいる時間はないと思われます)
追記:誤字脱字を訂正しました。