ここたんの体と心・健康プログ

hanakobuこと ここたんが心や体、健康についてちょっとつぶやきます。

災害ボランティアで感染者がでた破傷風について

ここのところ日本列島

地震・噴火・大雨・台風などによる大災害が増加しています。

 

災害にあってしまった時、あるいはボランティアとして

災害地へおもむいて作業するとき

思わぬ危険がひそんでいます!

 

破傷風感染の危険があるからです。

 

どうしたらいいのか?

倒壊した家屋や流れ込んできた土砂の整理をするときは

釘や木片などで体・手指に傷をつけないようにすることが重要です。

 

誰でも けがをしようと思って作業するわけではありませんが

長袖・長ズボン・軍手などを着用して作業するようにしましょう。

(夏は半そで半ズボンで作業している人がいますがキケンです)

 

日本は先進国ですが

破傷風菌は 日本にも各地から発症例が報告されています。

現在も世界各国の土壌に分布しているのです)

 

 

ここで破傷風菌のこわさをご紹介

 

破傷風菌は 土壌にすみついている 芽胞をもつ抵抗力の強い菌です。

この破傷風菌が創傷から体内に侵入すると破傷風感染をおこします。

 

こわいのは破傷風菌は外毒素を産生痙攣性中毒症状をおこすからです。

はやくて感染3日ごには 発汗・倦怠感・反射亢進の症状からはじまり、

顔面・四肢の痙攣をひきおこします。

開口困難・弓状湾曲・嚥下困難などもともないます。

 

感染のおおくは潜伏期10日前後ですが、

症状がはやくに出現した破傷風感染の場合の予後は悪く

死亡することもあるのです!

 

 

子供の時のワクチン接種

現在 日本では1968年から三種混合ワクチンが実施されてきていますから

それを受けている人は 10年くらい免疫がつづいています。

(20代前半まで)

 

何らかの理由によって定期接種を受けなかった人、

1968年以前に生まれた人は

破傷風ワクチンを1回も受けていない可能性がたかいです!。

 

感染疑いのとき どうすればいいのか!

 

創傷部位についた土などを洗い流す。

(汚い手で こすると土を傷口に入れることになってしまう)

早期に病院を受診し毒素を中和するヒト免疫グロブリンの投与等をうける。

 

 

※土木作業従事者や造園業従事者なども感染の危険は高率です。

(けがをして傷口に土壌がついた場合)

 

予防

ボランティアとして頻繁に災害地へ赴き家屋や土壌処理などに携わる方は

破傷風予防としてワクチン接種をうけるほうがいいでしょう。

(1968年以降生まれの人は20代半ばから10年ごと)

 

参加しています。

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長期海外滞在予定(1か月以上)の際は

予防として破傷風ワクチンを接種することを厚生労働省は推奨していることは

案外知られていませんので書き添えます。

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